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阜新砿業 興阜砿
Fuxin Mining / Xingfu Coal Mine
 2013.8.15
レポート :  【 2013.8 】
         
   
標準軌を走る蒸気機関車で有名な阜新には、ナローゲージの凸型電気機関車が活躍する炭砿が 2箇所あり、 興阜砿はそのうちのひとつでした。

かねて 訪れてみたいと思っていましたが、構内への立入りや 撮影の許可を得ることが難しい という話も聞いていたため、半ば あきらめていました。

しかし、地元のガイドさん(谷満春氏)による 折衝のおかげで 両砿を 撮影できることとなり、訪問することができました。

朝から 五龍砿 を先に訪問し、昼前に こちらへ やって来ました。
  
   
 
 
  ガイドさんの車に乗せてもらって 興阜砿にやって来ると、 ヤード を横切る踏切がありました。

踏切標識には、何やら L型の電気機関車らしき車両が描かれていました。
 

案内してくれた職員から 「ここから先、構内の奥の方は危ないため、立ち入らないでください」「この辺りで 撮影してください」 と言われます。
     
  しばらく待っていると、凸型の電気機関車が 石炭トロッコを押しながら 推進運転で近づいてきました(10号機)。

五龍砿の電気機関車と 良く似た好ましいスタイルです。
 
     
  列車は、踏切を 渡り終えたところで 停止してしまいました(10号機)。
     
  下車する運転士が、こちらへ 何か話しかけてくれました(10号機)。
     
  10号機の銘板です。

大連電車公司 電車工廠 製 で、14 t 機 のようですが、塗り重ねられた塗装のせいで 製造年月などは 判読できません。
 
     
  ヤードでは、別の機関車による 入換作業が始まりました(6号機)。

ここ興阜砿の 凸型電気機関車は、窓回りやサイドが 黄色く塗られていて、ほど良いアクセントになっています。
 
     
  線路脇の詰所では、待機中の職員が 作業を見守っています(6号機)。
     
  入換作業が終わると、スタッフが近づきトロッコを切り離しました(6号機)。
     
  作業を終えると スタッフは、どこかへ行ってしまいました(6号機)。

運転士も このあと 下車してしまいました。
     
  のどかな昼下がり、休憩を取る職員の数が増えてきました。

一方、手前のヤードでは 機関車の動きもなくなり すっかり静かに なってしまいました(6号機)。

機関車の 凝った作りの台枠を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいますが、そろそろ 潮時と言われ 退散することにしました。