ご挨拶 About me |
1.ホームページ の 開設 にあたって (2014.4.10) ● 自己紹介 当サイトへのご訪問ありがとうございます。 奈良県在住の日本人鉄道ファンで、ハンドルネームを 「一路順風!」 と、名乗っております。 一般の鉄道に比べて、線路の軌間が狭い鉄道のことを、ナローゲージと呼びます(Fig.1 参照)。
サイズや規格が低ければ、建設コストを安くできるため、かつては、日本国内でも、主として輸送需要のあまり多くない所に、敷設されてきました。 経費を節約するため、等高線をなぞるように敷かれた線路には、至る所に急カーブがあり、豊かな自然に囲まれたなかを、個性豊かな小型車両が活躍した時代があったわけです。 しかし、これらの鉄道は、大量輸送手段としては非効率的なものであり、モータリゼーションの発達によって、その殆どが姿を消してしまいました。 私が ナローゲージの魅力を知りましたのは、大学生の頃(1970年代後半)ですが、高度成長期も終盤にさしかかっ ていた我が国では、時 既に遅く、殆どのナローゲージが廃線になった後であり、残ったわずかな鉄道も、終焉の時期を迎えていました。 このため、当時、 「もっと早く生まれて来たかった!」 と感じることが、何度もあったものでした。 その後、社会人となって仕事も忙しくなると、ご多分に漏れず、趣味として、鉄道に接する機会は徐々に減ってしまいました。 しかし、21世紀になって、さまざまな情報がインターネット上で得られるようになると、近隣諸国では、今なおナローゲージが元気に活躍していることが手に取るように、わかるようになってきました。 特に中国では、日本とも相通じる 美しい景観のなかで活躍するナローゲージが数多く存続していて、中には、蒸気機関車が活躍中の路線も存在していることなどを知るようになりました(一方、姿を消しつつある鉄道が、多々あることも・・・)。 折り しも、デジタルカメラの性能が飛躍的に向上し、未熟な腕前の私でも、安易に撮影できるようになり、また勤務の関係でいえば、航空会社のマイレージを貯めやすい環境になったこともあって、2009年以降、遅まきながら、度々訪中しては、これらの鉄道を訪問し、撮影したり、乗車したりして 楽しんでいます(Fig.2 参照)。 ● 中国におけるナローゲージ 日本では、ナローゲージは軽便鉄道法(1910年)や地方鉄道法(1919年)の施行によって、広く普及するようになりました。 一方、隣の中国では事情も異なり、1950-80年にかけて運行を開始したものが数多くあります。 ここ数年の中国を見ていますと、上海万博の開催や高速鉄道網の充実など、経済成長、社会構造の変革、とりわけモータリゼーションの発達には、目を見張るばかりで、1960年代、1970年代の我が国を彷彿とさせるものがありました。 そしてナローゲージの衰退についても、当時の日本以上に急速に進んでいます。 このたび、このような ホームページ を立ち上げました理由 は、どこか懐かしさの漂う牧歌的な鉄道が、今なお中国には残っている ことを広くご紹介したかった というのは 勿論なのですが、これらの鉄道を訪問したい という方があれば、”なるべく早めに ご訪問されることを お勧めできたらなあ ~ ” との 思いが あったため です。 2.開設 10周年を迎えて (2024.4.10) おかげさまで、このたび ホームページ開設10周年 を迎えることができました。 細々ながら ここまで 続けてこられましたことを、ご覧の皆様に お礼申し上げます。 この間に 訪れました中国のナローゲージ軌道 も、地方鉄道や森林鉄道から砿山鉄道に至るまで 計142ケ所になりますが、これらの1/3 以上は 既に姿を消してしまっており、中国という国の発展の早さを痛感しております。 拙ホームページの更新作業は、持ち前の ”遅筆” が幸いして 細々と継続しておりましたが、コロナ禍とその後も続く 渡航不安により いよいよ手持ち材料が底をつき始めました。 かつてのように 「一路順風(どうぞ良いご旅行を)!」 と 気軽にお声掛けできる日々が 一日も早く戻ってくることを 願うばかりです。 なお 7月には 台湾の阿里山林業鉄路が全線復旧しますので、 拙ホームページにおきましても "你好, 小火車!中華民国(台湾)編" を 新たに設けて行きたいと 考えております。 引き続き 宜しくお願い致します。 |
ttt
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Fig.1 : 鉄道 の 軌間 軌 間
Fig.2 : 一路順風! の 中国ナローゲージ 乗車区間 |
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