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 中国水泥 孔山砿
CONCH / Kongshan Limestone Mine
2013.5.2
レポート :  【 2013.5 】  【 2015.3.前編 】  【 2015.3.後編 】 【 2017.3 】
         
   
南京市には(この当時)、砿石輸送にナローゲージを使っている砿山が 3箇所あるものの、限られた日程のなかで 効率よく訪問するのは 難しそうに思われました。

そこで、上海在住の日本人ガイドさん(石井氏)に相談したところ、レンタカーで案内してもらえることになりました。

高速鉄道の南京南駅 で 待ち合せ、初日(5月2日)は 中国水泥 孔山砿と 江南小野田水泥 茨山砿の2つを回ることにしました。  
  
   


 
  この日 最初に訪れたのは、江南小野田水泥との立体交差地点でした。

軌間の異なるナローゲージの立体交差を見るのは 初めてなので、その場所に立てて嬉しい反面、どちらの列車が 現れるのか気になって落ち着きません。

12時を過ぎた頃 ようやくやってきたのは 中国水泥の空車列車でした(江南小野田水泥の築堤から撮影)。

牽引するのは WHY380型のディーゼル機関車です。
     
  昼食の後、起点である セメント工場まで行ってみたのですが、中には入れてもらえませんでした。

やむなく 引き返し始めたところ、工場近くの踏切で 通過する空車列車が眼に入りました。

写真を撮り損なってガッカリしていると、踏切番の女性職員から 「また すぐに次の列車が来るわよ」 と教えてくれました。

彼女によると、1日に21往復の列車が走っていて続行運転もあるらしく、14時過ぎに撮ったのがこの写真です(同じく 空車列車です)。

 
     
  その後は 江南小野田水泥に立ち寄って、17時頃に 中国水泥に戻ってきました。

積替施設では、2本の列車が並んでいました。

右側の砿石列車は、発車を待つばかりです。

左の列車は、ホッパーからの砿石の積込を終えたばかりらしく、機関車は奥の方に見えています。

巨木に囲まれた 緑豊かな構内が印象的でした。
     
  10分位すると、先発の砿石列車が 白煙をあげて 動き始めました。
     
  先発列車が居なくなると、空いた機回し線を使って 後続の機関車の付替えが始まりました(04号機)。

写真は、機回し線を走り抜けた後、バックし始めたところです。

構内にある踏切では、機関車が何度も通過するため、遮断機は永らく下りたままでした。
     
  上の写真の続きです(04号機)。

貨車が並ぶ ホッパーへと 近づいていきます。

奥には、石灰石砿山が見えています。
     
  付替作業が完了しました(04号機)。
     
  この砿石列車も、17時半に 積替施設を後にして 工場に戻って行きました(4号機)。
     
  この機関車は、サイドの点検扉が、全て取り外されていました(4号機)。

夕日を浴びて、エンジン回りのディテールは勿論、隙間からは 向う側の景色まで見えていました。