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大連塩化集団 金城分公司 Dalian Saltworks / Jincheng Branch 2014.5.5-6 |
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今回は、中国のナローゲージ訪問が初めてという友人(Yさん)に、ご一緒してもらっての訪問となりました。 この時期、オフシーズン ということで、塩を運ぶ列車の運転が あまり 期待できないのですが、保線や管理作業のため 職員輸送・資材輸送の列車が 走っていることがわかりましたので、五島分公司とあわせて訪れることにした次第です。 当日は、瀋陽にてガイドさん(李卓珣氏)と待合せ、高速鉄道で最寄駅の普湾駅まで移動したあと、チャーターしたタクシーで、9時過ぎに現地入りし、昼頃まで滞在しました(午後は五島分公司に移動)。 更に、翌日についても、宿泊先の普蘭店からタクシーで早朝のうちに現地入りし、2時間ほど滞在した後に、大連空港に直行しました。 なお、訪問時期は、日本のゴールデンウィーク中でしたが、中国では通常の平日ということで、このような産業鉄道が運行しているのは ありがたいことでした。 |
まず 最初に、塩の積替施設を訪れました。 塩を積んだ貨車は停まっていますが、機関車の姿もなく、ひっそりとしています。 |
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次に、近くにある運輸站へ向かいました。 初訪問のYさんに 車庫の様子を見せてあげたいと思ったからでしたが、女性の守衛さんから 「許可がなければ、中に入ってはダメ!」 と 言われ、構内に入れてもらえませんでした。 |
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このため、仕方なく 信号所の2階から 車庫の様子を 眺めさせてもらいました。 壁越しに、入換中の機関車の姿が見えました。 次に 知り合いの職員に、ガイドさんから電話をかけてもらい、この日の列車の運行状況を尋ねますと、混合列車が、3kmほど先で 停車していて、近くで保線作業 が行なわれている ことがわかりました。 |
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保線作業の現場には、タクシーでも辿り着けることがわかりましたので、行き方を教えてもらって 駆けつけました。 現場は、第2-4塩場に向かう支線の途中で、列車は作業の邪魔にならないよう、500mほど離れたところ(第2塩場へと向かう 分岐点の先)に 停まっていました。 列車の編成は、ご覧のようにバラエティに富んだもので、機関車が有蓋車2両と客車6両を牽引していました。 この辺りは、塩田や 塩田に海水を導くための水路に囲まれています。 |
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しばらく経って、職員の昼食時間 になると、列車は 推進運転で、保線現場へと戻り始めました。 なお、右側に分岐しているのは、第2塩場に向かう支線です。 |
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職員達の待つ作業現場に、列車が到着しました。 ここは、交換施設も備わった信号所のようです。 |
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職員達は、自分達の荷物を取るために 客車に出入りしています。 この後、列車は15時過ぎまでこの地点に停車していることや、今日は 他の列車も走らないこと、そして翌朝の運行予定について、およその様子がわかりました。 このため、私達も復州湾の街に戻り、昼飯を食べることとし、午後からは五島分公司へ行くことになりました。 |
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再び金城分公司にやってきたのは、翌朝の7時です。 国鉄貨物線の築堤で待っていると、まず最初に、塩場の施設に水を補給する給水列車が 踏切を通過して行きました。 列車通過に先立って、職員がやってきましたが、踏切の遮断機はあがったままですね。 |
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続いて、混合列車が運輸站から出てきました。 前日と同じ編成です。 |
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混合列車が 国鉄線の築堤に近づいて来ました。 このあたり、2年前に来た時は、線路の向こう側は堀か川のようでしたが、今回は畑地のようになっています。 水門による水位の調整で、様相が変わってしまうのでしょう。 |
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築堤を潜り抜けると、塩田が見えてきます。 | ||
走り去った 混合列車を探して、昨日の保線工事現場に向かいました。 しかし、混合列車の姿は見つけることができませんでした。 まもなく やってきたのは、最初に撮影した給水列車でした(途中で給水していたためか、時間がかかった模様です)。 |
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給水列車は、期待していた第3塩場ではなく、第4塩場に向けて進んで行きました。 第4塩場方面には並行道路がないので、追っかけはここまでで終了です(踏切にはお世話になったタクシーが停まっています)。 |
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続いて やってきたのは、混合列車ではなく、これから 第2塩場に向かう 化工会社の貨物列車でした(金化 03号機)。 積荷は 何でしょうね? |
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第2塩場に向かう支線伝いに、タクシーで追いかけて 列車の撮影を続けます。 線路際で カメラを構えていると、職員が 列車の速度を落として、何かを言っています。 「あんた達、こんなところで一体 何やってんのヨ?」とでも言っているのでしょうか? |
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所々 こぼれた塩で真っ白になった線路を 列車は 延々と進んで行きました。 時間の制約もあるため、この列車を追いかけるのは、このあたりで お終いになりました。 |
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職員とのやりとりで、混合列車は、ずっと手前の給水施設の横に 停まっていることがわかりました。 戻って行くと、見つけることができました。 なお、保線作業が行なわれているのは、ここから300mほど 西側 でした。 |
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今日も、職員の1人が 車両に残って 何か 作業をしていました。 まな板を 包丁で 叩く音が聞こえてきましたので、謎がとけました。 残っていたのは 保線作業員達の昼食を調理する 職員で、この車両は 厨房車両だったのです。 |
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大連空港に向かう時刻が迫ってきましたが、気になる点があり、化工会社に 立ち寄りました。 金城では、赤と黄色に塗り分けられた運輸部門の ディーゼル機関車 とは別に、化工会社でも 3両の 機関車を保有しています。 先ほどの貨物列車を牽引していたのは、昨年も見かけた赤錆び機関車ではありませんでした。 あの ひどく赤錆びた機関車は 廃車になったのかな?と気になって、立ち寄ってみると・・・ 「ワッ!ピカピカの新車体に更新されている!」 (でもまだ未完成?) |