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遼寧南票煤電 邱皮溝砿
Nanpiao Coal & Electricity Power / Qiupigou Mine
2019.5.5
レポート : 【 2019.5 】
         
   
南票には 以前から何度か訪れたことがあり、遠くに見える 邱皮溝砿のボタ山は 気になる存在でしたが、これまで 立ち寄る機会はありませんでした。

そこで 友人のKYさんと 訪中した時に、一度 訪問してみよう という話になりました。

なお 南票地区へは、ハルビンからの夜行列車で 錦州南駅に降り立ち、朝から タクシーをチャーターして やって来ました。

今回のガイドと通訳は、瀋陽の李卓珣さんに お願いしています。
  
   

 
 
  初めに資材置き場を訪れました。

折よく、トロッコに 坑木の積込作業を行なっているところでした。

最初は不審がられていましたが、事情を話して 撮影 OK ということになりました。
     
  編成の先頭には、電気機関車の姿が見えます。

積込作業には、しばらく時間がかかる様子です。

邪魔にならないよう、先に ボタ山に向かう支線を見に行くことにしました。
     
  ボタ山へと続く軌道の様子です。

未舗装の道路と 併用軌道の組み合わせという、面白い景観が広がっています。
     
  ボタ山が見えてきました。

残念ながら、この日は この区間を走る列車は無いらしく、走行シーンを見ることができないのが 残念です。

 
     
  資材置き場に戻ってみると、資材列車が動き始めるところでした。

坑木を積んだトロッコを、推進運転で押していくのは電気機関車です。

運転士は 運転席ではなく 車体に座っており、竿先で集電しながら運転するようです。

機関車には ピューゲルが 2つも付いていますが、この辺りの架線は 軌道の真上ではなく 外側に張られているためです。
     
  別の角度から撮ってみました。

運転士が 車体に腰かけているので、運転席には誰も乗っていません。

スピード調節は、専ら 竿先で 行なっています。

 
     
  資材置き場を出た所には 踏切があり、道路交通の障害にならないよう 架線が 高い位置に張られています。

このため、竿先の集電であっても、機関車の上で 立ち上がらなければ 届かないようです。

なお 竿を持つ手が疲れてきたのか、運転士が 途中で交代しました。
     
  踏切を渡り終えると、ピューゲルを使った集電が 可能になります。

列車は スピードを上げて、立坑方面へと 走り去って行きました。

私達は ここから先へは 入れてもらえず、列車を見送った後で 撤収することにしました。