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永栄砿業 永川煤砿
Yongrong Mining / Yongchuan Coal Mine
2019.3.28-29
レポート : 【 2011.-準備中 】 【 2014.3 】 【 2017.3 】 【 2018.3 】 【 2019.3 】
         
   
今回は、重慶訪問は初めてという YNさん・ATさん のお2人 と ご一緒して、1年振りに 永川煤砿を訪れることになりました。

前々回(2017年)は 紅炉鎮 - 双石橋 間 が運休中、また 前回(2018年)は 韋家溝(七井)- 紅炉鎮 間が 運休中と、ここ数年 なかなか良いタイミングで 訪問できませんでした。

しかし 4日前に現地を訪問された John Raby 氏から 「全区間 順調に運行中」 との情報をいただき、満を持しての訪問となりました。

永川の街で前泊し、現地への案内は重慶のガイドさん(厳紹寒 氏)にお願いしました。
 
   
 
 
  顔なじみのタクシーに ホテルに迎えに来てもらい、朝8時過ぎに 双石橋の積替施設を訪れました。

石炭列車の到着予定時刻を教えてもらって、渝隆路の陸橋で 待っていると、8時45分に 石炭列車が降りてきました(03号機)。
     
  通過した石炭列車を追いかけて、双石橋へと 引き返しました。

9時5分、既に石炭列車は到着していて、石炭を降ろすため、後進しながら デルタ線に入っていくところでした(03号機)。
     
  石炭の荷降作業を撮ったあとは、楼子坡の俯瞰ポイントへと向かいます。

ところが 1年前にはなかった ズリ捨て場が造成され、まるでお立ち台のようになっており、様子が一変していました。

9時50分、先ほどの 03号機が 空車列車を曳いて 通過して行きました。
     
  ズリ捨て場には タクシーを横付けできたため、 紅炉鎮まで 空車列車を追いかけることができました。

紅炉鎮には、ブレーキ故障時の緊急退避線が 新たに設置されていました。

こちらも 1年前にはなかった施設ですが、万一 韋家溝(七井)から下ってきた石炭列車に トラブルが発生した場合に、使用するそうです。
 
なお空車列車は、10時10分に 紅炉鎮に到着しました(03号機)。
 
     
  10時20分頃、紅炉鎮の構内では 石炭の積込作業が始まっています(03号機)。

また近くでは 保線作業も行われています。

なお 私達は、これから 奥の 韋家溝(七井) 方面へと向かいます。
     
  途中 沙坪村から 左折する新道が作られ、線路と立体交差しているようなので、そちらへと 向かいました。

近くの農家の庭先で待っていると、最も新しい 06号機の曳く 石炭列車が 姿を現しました。

 
     
  紅炉鎮で昼食を済ませた後も、引き続き 韋家溝(七井)-紅炉鎮 間で 撮影することになりました。

14時15分頃に、万勝村の切通しに向かう空車列車を撮りました(06号機)。
     
  起点の韋家溝(七井)を訪れたのは、14時50分頃でした。

先ほど見かけた空車列車は 既に到着していて、石炭の積込作業を行なっているところでした(06号機)。

暖かな日差しに誘われたのか、線路脇では 近所の老婦人達が 世間話に花を咲かせていました。
     
  この軌道では、韋家溝(七井)-虹炉鎮 間 の列車と 紅炉鎮-双石橋 間 の列車とでは、貨車のタイプだけでなく 連結器も異なっています。

昨春 紅炉鎮 - 双石橋 間 で活躍していた 06号機 が 韋家溝 側 に来ているのを不思議に思って 連結器をよく見ると、自動連結器の先に ピン・リンク式に対応できる 特殊なアダプターを取り付けています。
     
  15時10分、06号機が 石炭列車を曳いて 六井の傍まで 戻ってきました。
     
  折り返しの空車列車は、沙坪村付近で撮ることにしました。

16時10分、未舗装の道路に沿うように、列車が通過して行きます(06号機)。
   
  翌朝も 双石橋の積替施設で 石炭列車の到着見通しを確認し、近くの 大潤口橋 の上で 待ち受けることにしました。

02号機の曳く石炭列車が現れたのは、8時45分頃でした。

なお、左手に見える軌道は、近くの石灰石工場への引込線(標準軌)ですが、もう使われていない様子です。
     
  続いて下ってくる石炭列車は、紅炉街 の街中で待ち構えることになりました。

9時頃、03号機の曳く石炭列車が ノノロと徐行しながら 店先を通過して行きます。
     
  この後は、4日前に 訪問された John Raby 氏に教えてもらった 五龍交換所を 訪れることにしました。

この交換所は、脇道を入ったところにあるため、訪れるのは 今回が初めてです。

タイミング良く 9時40分に、上・下の列車の 交換シーンを見ることができました(右:02号機、左:03号機)。
     
  五龍交換所から 500mほど 紅炉鎮 側に歩いて行くと、溜池沿いの緩やかなカーブがありました。

見晴らしも良いので、 次の列車はこの辺りで撮ることになりました。

11時前に、02号機の曳く石炭列車が通過して行きました。
     
  5分ほど後には、先ほどの石炭列車と 五龍で交換した空車列車が 姿を現しました(03号機)。

溜池の反対側から撮ったのが この写真です。

その後は、昼前まで 双石橋の近くで 粘ってから、永川の街へと 引き返しました。