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江西盤古山钨業
Jianxi Pangushan Tungsten Mining
2018.10.24
レポート : 【 2018.10 】  【 2020.1 】
         
   
Google の衛星写真を見ると、この砿山は 規模も大きく、軌道も 少なくとも 3ケ所 存在しているようなので、訪問を楽しみにしていました。

この日は、午後に 於都県内の 2ケ所のタングステン砿山を回る計画を立てて、於都駅前で タクシーをチャーターしました。

なお、今回の旅行は 知人のATさん、そしてガイドの 李卓珣さん に ご一緒いただいての 3人旅 です。  
 
   

 
  15時50分頃、最初に訪れたのは 385坑口 と呼ばれる 山の中腹にある坑口です(385というのは 標高に由来する数字)。

ところが、人の気配はあるものの 坑口の門扉は閉ざされています。

残念ながら、既に この日の操業は 終わった後でした。
 
     
  この 385坑口は、砿石の搬出用ではなく、職員の出入りのために使用されているようです。

手前の架線の途切れた場所には、人車列車が 停めてありました(1号機)。

また 周りには、職員の通勤バイクが 多数 並んでいました。




 
     
  385坑口 からは、石橋を渡る本線軌道を 見渡すことができました。 

次は、こちらへ 向かうことにします。
 
     
  一旦 山道をくだり 更に川沿いの小道を辿って行くと、前方に 先ほどの石橋が 見えてきました。
     
  踏切から 眺めた 本線軌道の様子です。

石橋の先には トンネルがあり、中には 照明が灯っています(トンネルの先に 主選砿施設がある模様)。
 
なお、上下線が 少し離れて位置しているため、石橋も別々です。
 
     
  踏切を渡ったところには 事務所があり、上下の渡り線に 人車列車が 停まっていました。

機関車には、「南電機車」(湘潭市南方機電製造のこと)というメーカー名が描かれています。

居合わせた職員の話では、本線軌道の列車運行(砿石列車・人車列車)も、16時前に 終わってしまったそうです。

もう少し早く来れば良かったな と 悔やみつつ、ズリ捨て場 の方へ行ってみることにします。
     
  ズリ捨て場には、ご覧のような 危なげな橋梁がありました。

橋の上にも 架線が張られているので、この辺りまで 機関車が入線するのかもしれません。

周りには、ズリを片付けている女性スタッフの姿がありました。
     
  主選砿施設とズリ捨て場を結ぶ この下部軌道のことは 衛星写真で把握していましたが、単なる ズリ捨て線か と考えていました。

ところが 終点(ズリ捨て場)の手前には、ささやかながら 古びた副選砿施設が設置されていました。

しばらく待つうちに、推進運転でやってきた列車が、ここで 砿石を降ろし始めました。
     
  砿石を降ろし終えると、列車は 奥のズリ捨て場には進まずに、慌しく 戻って行ってしまいました。

一方、先ほどまで 作業をしていた女性達も、一斉に 引き揚げて行きます。

どうやら 終業時間となったらしく、心残りでしたが 私達も あきらめて下山することにしました。