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将楽安信煤業 石林煤砿
Shilin Coal Mine
2018.10.22
レポート : 【 2018.10 】
         
   
この日は、南昌から 高速鉄道を利用し、午前中に 将楽駅に到着しました。

将楽県には 幾つかの炭砿や金属砿山があり、これらを訪れるのが目的です。

そして 駅前から タクシーをチャーターし、石林煤砿の近くで 昼食を済ませてから 構内を目指しました。

予め 詳しい状況が把握できていなかったものの、タクシー運転手さん や 食堂のスタッフ から 「今でも操業しているよ」 と言われて、胸を撫でおろしながらの訪問となりました。

なお、今回の旅行は 知人のATさん、そしてガイドの 李卓珣さん に ご一緒いただいての 3人旅 です。   
 
   

 
  南側の入口から 構内に入ると、搬入されたばかりの 新車のバッテリー機関車(4台)が 目に入りました。

まだ 運転席の椅子も 取り付けが済んでいない状態で、関連部品には ビニールカバーが掛けられています。

新車の投入に伴い、どの機関車が廃車になるのか、少し気懸りです。


 
     
  奥に進んで行くと、坑口の近くに 1台のディーゼル機関車が停まっていました。
     
  銘板から、安徽金麟工砿機械製造 製の5tクラスの機関車であることがわかりました(2016年4月 製造)。
     
  トロッコの積荷を見ると、この機関車は 資材 輸送に活躍しているようです。

残念ながら、この機関車の走行シーンを 目にすることはできませんでした。



 
     
  近くの側線には、人車の姿もありました。

続いて、ここから 200m ほど 奥にある 積替施設へ向かいます。
     
  積替施設では、施設の改築工事の最中で、大屋根や軌道の設置作業が行なわれていました。

人声とともに 工事の槌音が賑やかです。
     
  その先には 古くから使われていたと思われる チップラー設備がありました。

なお この写真ではわかりませんが、終点部分の線路は エンドレス構造になっています。
     
  13時半になると、積替施設内に 石炭列車が 入ってきました。

列車は、機回し作業に備えて チップラーの手前で停止しました。
     
  ところが、運転士(赤いヘルメットの職員)は 機関車から降りてしまい、他のスタッフ達と 立ち話を始めました。

機回し作業や 石炭の荷降ろしが 始まりそうにないため、私達は 一旦 坑口の方へ 戻ることにします。
     
  坑口周辺では、時折 砿夫達が通る程度で、車両の動きもなく ゆったりした時間が 流れて行きます。
     
  ようやく 14時10分になって、先ほどの機関車が 空車列車を曳いて 戻ってきました。
     
  上の写真の続きです。

空車列車は、ポータルに 「将楽煤砿一号井」 と表示された 横坑の中に 入っていきました。