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長塘鉛鋅砿
Changtang Lead & Zinc Mine
2018.9.3
レポート :  【 2018.9 】
         
   
桂陽県 の春陵水(川の名前)周辺には 幾つかの鉛鋅砿があるらしく、NYさんとの中国旅行の合間に 訪れてみることにしました。

しかし 訪れた砿山の多くは、近年の環境規制の強化に伴い 操業を休止した後でした。

最後に訪れたのが この 長塘鉛鋅砿で、ここは 春陵水から 少し離れた場所にあるからか、規制を免れて操業を行なっていました。

なおこの日は、王 涛 さんに 通訳などを お願いしています。 
  
   

 
 
  15時頃 タクシーを降りて 坂道を上っていくと、「長塘鉛鋅砿」 の看板が架けられた建物が見えてきました。

ここは 二輪車置場として使われているようです。

私達は この中には入らず、更に坂道を先へ進んで行きます。
 
     
  構内に入って行くと、周りに真赤な看板が並ぶ坑口が見えてきました。

その場に居た 職員(責任者?)に 来意を告げて 暫らく待っていると、小型のディーゼル機関車が外に出てきました。
     
  この機関車は、砿石を運んできたわけではありません。

後で考えてみると、外に居た職員が、運転士に 外へ出てくるように 電話してくれたみたいです。
     
  坑口から出てきた機関車が、構内を進みます。
     
  職員は 機関車を停車させると、運転士と 何やら立ち話を始めました。
     
  間もなく  機関車は 坑口の方へ引き返し始めました。
     
  機関車は 再び 坑内へ入って行きました。

外に出ていた時間は わずか10分ほどでした。
     
  砿石の搬出時刻までは まだ間があるらしく、構内は 静まり返っています。

写真は、坑口から 構内を眺めたところです。

直進する線路は、台車の停まっているところで行き止まりです。

ポイントの様子から、左手に進む線路が使われていることがわかります。



 
     
  その線路もすぐ先で分岐していて、右にカーブして行くのが 砿石の降し場へと続く線路です。

一方 左の線路はすぐに途切れてしまい、その先には 枕木だけが 並んでいました。

これから延長工事が始まるのかもしれません。
 
     
  大きくカーブする線路は 砿石の降し場を経て、車庫に続いています。

車庫の後ろには 来るときに前を通った二輪車置き場が見えています。

一方、途中から外側に枝分かれしていく線路もあるみたいです。



 
     
  その線路は 外側の崖に沿って敷設されており、ズリ捨て線であることがわかります。

ここまで来た時に、先ほどの職員から "危ないから、そろそろ帰って欲しい" と声をかけれました。

残念ながら これにて 撤収となりました。