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花草溝煤業
Fuacaogou Coal Mining
2018.5.30
レポート :  【 2018.5 】
         
   
前日のうちに 開江県に入り、目星を付けていた炭砿を 幾つか回ってみたものの、何れも 1-2年位の間に 閉山になってしまった後でした。

昼前に 最後に訪れたのが この花草溝煤業で、ネット上に 小型ディーゼル機関車が活躍する写真を見たことがあり、期待して訪れました。

なお、現地へは 重慶の張 仁和さんに 同行していただきました。
 
   

 
    タクシーを下車し 坂道を登って行くと、向かいの丘の上に 大屋根を備えた 石炭の積出施設が見えてきました。

施設の脇には、空のナベトロが 何両も停まっています。

施設へ出入りするダンプカーの姿もあり、どうやら この炭砿は 操業している模様です。
 
     
  炭砿の構内に入り 中を見渡すと、奥の方に ズリ捨て列車が停まっているのが見えました。

ズリ降し作業の最中でしたので、ナベトロに 近寄ってみました。

写真は、上手く 下に落とせずに ナベ底に溜まったズリの残渣を 掻き寄せているところです。


 
     
  それでも 上手く行かないのか、ナベトロを こん棒で 豪快に叩いて、向かいの崖下へ落としていました。
     
  ようやく作業が終わり、機関車は 空になったナベトロを曳いて 走り始めました。

帰りは、坑木が積み上げられた資材置き場の周りを 回らなければなりません。
     
  上の写真の続きです。

職員の話では、2015年頃から バッテリー機関車が主力となり、今では ディーゼル機関車の出番は 無くなったそうです。
 
     
  上の写真の続きです。

積み上げられた坑木の横を、走り抜けます。
     
  ようやく ひと回りして、元の線路に 合流です。
     
  更に少し進むと、積出施設の大屋根が見えてきました。

列車は、ここで 暫く停車するようです。

 
     
  ズリ捨て場に居残った職員は、線路脇に残ったズリを 崖下へと 落としていきます。
     
  作業が一段落したところで、職員4名の記念写真を撮らせてもらいました。
     
  最近 使われなくなったという ディーゼル機関車は、車庫に 並んでいました。

形状の異なる2両ですが、詳細は不明です。

この辺りから 坑口の周辺にかけては、大勢の職員が機材搬入に立ち会うために 集まっており、これ以上の撮影は 諦めざるをえませんでした。

 
     
  帰り際に、再び 向かい側から 積出施設を眺めてみました。

ズリ捨てを終えた列車は、まだ 停車したままです。


 
     
  先ほどの職員達に見送られて、花草溝煤業を後にしました。