西北有色地質砿業二里河金砿レポート（2018）


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西北有色地質砿業　二里河金砿
Xibei Youse Dizdi Mining / Erlihe Gold Mine
2018.3.5

レポート : 【 2018.3 】


				この日は、高速鉄道の宝鶏南駅で西安のガイドさん（商建中氏）と待ち合わせ､彼の知合いの車で鳳県にある金属砿山を回ってみました｡昼過ぎに訪れた二里河鉛鋅砿で､この金砿山の存在を教えられたため､帰りに立ち寄ってみました｡この辺りは､標高 1,600m以上の山中とあって､ 3月とはいえ夕方の雪の舞う中での訪問となりました｡


		鉛鋅砿で聞いた道を進むうちに、金砿の積出施設が見えてきました。また丘の中腹には積出口の屋根が見えているので、付近に軌道もあるはずですが、周囲には人影が全くありません。とりあえず脇道から登って近づいてみることにします。

		脇道を伝っていくと、かつてのズリ捨て線ではないか？と思われる廃線跡がありました。奥には、先ほど下から見えていた積出口の屋根や構内がのぞめます。

		構内の方に行ってみると、ちょうど空トロッコの車列が坑口へ向かって動いているところでした。編成の最後部には、小型の電気機関車の姿がありました。集電装置をスパークさせながらの推進運転です。

		上の写真の続きです。急カーブでの推進運転とあって、運転士は車外に身を乗り出しながら慎重に進みます。それにしても、かなり使い古された機関車ですね。

		上の写真の続きです。

		上の写真の続きです。空車列車は、真っ暗な坑内へ入って行ってしまいました。その後、雪を避けながら、坑口や積出口の屋根の下で待ってみましたが、列車は一向に現れませんでした。

		この付近にも人影がなく、何時になったら列車が外に出てくるのか状況が掴めません。日暮れが近づき峠道の積雪も懸念されたため、止むなく引き揚げることになりました。