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雲南荷城砿業 姚安明珠金砿
Yunnan Hecheng Mining / Yaoan Mingzhu Gold Mine

2018.3.13
レポート :  【 2018.3 】
         
   
雲南省の姚安県には 小規模の金砿山が 散在しているため、前日のうちに 姚安の街に入り 宿泊しました。

しかし 翌朝 タクシーで訪れた 1箇所目は、残念ながら 改良工事のため 休業中でした。

続いて 向かったのが この 姚安明珠金砿 ですが、 1km 程 手前で 道路工事が行なわれていて、 小型車では乗り入れることができず、 結局 迂回する山道を 往復 歩かされることになりました

なお 案内は、李卓珣さん に お願いしました。
 
   

 
  目指す 金砿山は、山道を抜け出た 谷の懐に 位置していました。

ひっそりとした構内には、見慣れない型のディーゼル機関車が停まっていました。
     
  銘板から 2012年 巣湖瑞陽砿業機械 製の 3tクラスの機関車であることがわかりました。

機関車は 既にレール上からは外されていて、後でスタッフに 聞いたところでは 廃車体でした。
 
     
  機関車の後側から、構内を眺めたところです。

奥の方に、事務棟や居住区があります。

一方 線路伝いに 左へ進むと、坑口に至ります。
     
  10時になると、事務棟から 男性職員が 姿を現しました。

坑口脇にある 詰め所からは、女性スタッフが 出てきました。

間もなく 砿石列車が 坑口から 出てくるのだそうです。
     
  10分後、真っ先に 坑口から 現れたのは、金砿石を載せたナベトロでした。

出てきた 砿石列車は、小型のバッテリー機関車の推進運転によるものでした(2号機)。
     
  砿石列車は、途中 停止することもなく、そのまま積出施設へ ゆっくりと進んで行きました(2号機)。

この砿山の積出施設は、崖を コンクリートと鉄枠で区切っただけの簡単な設備です。

ここで 降ろした金砿石は、奥に見えるダンプカーで、近くの精製施設へ運ぶのだそうです。

 
     
  目指す地点に到着すると、運転士 自ら ナベトロを1両ずつ 裏返し、砿石を落とし始めました(2号機)。

 
     
  まだ 荷降ろしの済んでいないナベトロがありますが、運転士は 機関車に乗り込み、右手方向へ 引き返し始めました(2号機)。
     
  先ほど迄とは 別の地点で停止すると、残ったナベトロの荷を 降ろし始めました。

どうやら、この一角は ズリの降ろし場のようです。

やがて 作業が一段落すると、運転士は 列車を残したまま 事務棟へ入ってしまいました。

新たな動きが見られないなか、我々も 切り上げて撤収することにしました。