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中信能源 二道溝煤砿
Zhongxin Energy / Erdaogou Coal Mine

2018.3.8
レポート :  【 2018.3 】
         
   
二道溝煤砿は、前日宿泊した 達州の街から 40km余り離れた山間部にあり、朝からタクシーをチャーターして訪れることにしました。

ところが、途中 土砂崩れに伴う通行止めで 迂回することになり、10時の到着となってしまいました。

現地での通訳は、前日に引き続き 成都の王涛さんに お願いしています。
 
   

 
  炭砿に近づくにつれ、城壁のように石垣がそそり立つ 積出施設が見えてきました。

この積出施設には 石炭を降ろすチップラーと大型のシューターが3セット 並んでいます。

一方、上の方には トロッコの周辺に人影があり、炭砿が 操業していることもわかりました。



 
     
  坂道を登って 積出施設へ辿り着いたものの、大屋根の下には 機関車の姿は見当たりませんでした。

石炭列車が来るまでは 暫らく間があるとのことなので、奥へ進んで行くと 小型ディーゼル機関車の廃車体?が 停まっていました(号機不明)。

5t クラス かと思われます。
     
  更に先の方には、同型と思しき 別の機関車が停まっていました(8号機)。

こちらは 現役のようです。
     
  積出施設の終点は、ご覧のようなエンドレス状になっています。

更に その先には (下から見ていた時には気付かなかった)4箇所目のチップラーがありました。

 
     
  暫らくするうちに 石炭列車が現れたため、 急いで 引き返しました。

近づいてきた石炭列車は ディーゼル機関車による推進運転で、積出施設へ トロッコを押し込むようにして ゆっくりと 前進して行きます(2号機)。
     
  積出施設では、職員達の動きも 慌ただしくなってきました。

手前のチップラーを使って 1両分ずつ石炭を降ろし始めました(2号機)。

機関車は 先ほどと 同じ型と思われます。
     
  2号機が搬入した石炭の積出作業が 続いている最中ですが、今度は 5号機が 新たなトロッコを押して現れました(左5号機、右2号機)。

この機関車も、同じ型です。

この編成については、隣のチップラーを使って 積出作業を行なうのだそうです。
     
  荷降しが終わるのを待って 引き返す空車列車の後について行くと、金色で"副井 = 副坑口の意" と表示された坑口が 見えてきました(2号機)。

列車は、てっきり このまま坑内に入って行くものと思って見守っていると、入口で急停車し 今度は 後ずさりし始めました。

一体どうした というのでしょう?
     
  間もなく 中から出てきた石炭列車を見て、納得できました(1号機)。

もう少しで、正面衝突をするところ?でした。

この機関車も 同じ型ですが、他車に比べて 赤っぽい色合いです。

 
     
  手前で待避していた空車列車と、石炭列車が交換するところです(左2号機、右1号機)。

空車列車の運転士が、石炭列車の運転士に 何か 話しかけていました。

なお、坑口の左側には 屋根を設けたスペースがあり、そちらに本来の "主井=主坑口"が あるようですが、石炭の搬出は 専ら "副井"を使って 行われていました。
     
  空車列車が 居なくなり 広くなった構内で、石炭列車の機回し作業が始まりました(1号機)。

坑口から出た後は、推進運転をするようです。

 
     
  機回し作業の続きです(1号機)。

後ろに立っている職員は、この後 ポイント交換を手伝っていました。
     
  推進運転で走り始めた石炭列車ですが、少し進んだところで トロッコの連結が外れてしまいました(1号機)。

気付いた運転士は、列車を止めて 対処していました。
     
  入れ替わりにやってきたのは、これから坑内へ向かう資材輸送列車でした(5号機)。

トロッコには、坑木や資材が積まれています。

このように わずか1時間弱の滞在でしたが、列車の往来を それなりに見ることができました。
     
   帰り際に 再び積出施設の前を通る時に、奥の方の4本目のシューターを 見落としていたことがわかりました。

手前の3ケ所と異なり 小型なので、ズリ捨て用では?と 思われます。