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玉渓砿業 獅子山銅砿
Yuxi Mining / Shizishan Copper Mine
2017.6.8
レポート :  【 2017.6 】
         
   
四川省の攀枝花で待ち合せをした 昆明のガイドさん(周 晨曦 氏)との旅も 今日で4日目です。

最後の訪問先である この獅子山銅砿へは、禄豊南駅から タクシーで向かうことになりました。

Google の衛星写真からは、X332県道をオーバークロスする橋梁(電化軌道)が確認できるうえ、立入りの障害となりそうなゲートも写っていないので、不安も抱かないまま 現地を目指しました。
 
   
 
  橋梁脇で車を停めてもらい 坂道を登って行くと、複線の軌道脇に 辿り着くことができました。

11時過ぎ頃だったと思います。

 
     
  少し歩くと、橋梁が見えてきました。

その先の方に、坑口があるはずです。
     
  橋梁を渡って行くと、電機機関車の曳く空車列車が停まっていました(29号機)。

 
     
  橋梁の手前に 沿線を見下ろせる手頃な丘があったため、登って 列車の往来を待つことにしました。

一方 ガイドさんには、この日の列車の運転状況を 関係者に聞いてきてもらうことにしました。

しかし丘の上で 20分ほど待機していたものの、列車の通る気配はありません。

やがて 戻ってきたガイドさんから 「今日は坑内点検のため、砿石輸送がストップしている」 と教えられました。
     
  その後を追うように やってきた職員には 「沿線には立ち入らないで」、「施設の写真も撮らないで」 と告げられてしまいます。

彼が指し示す表示板には 確かに その旨が書いてあり ガッカリしていたところ 「間もなく坑内から機関車が出てくるので、その写真だけを撮ってから 退出してください」 と 助け舟を出してくれました。

なお 表示板には、架線電圧が270Vであることも書かれています。
     
 
その職員に伴われて坑口へ向かうと、間もなく 電気機関車が姿を現しました(8号機)。

運転士は こちらを見て微笑んでいます。
     
  出てきた機関車が、我々の前で停車したところです(8号機)。
     
  しかし 運転士は 下車することもなく、職員と挨拶を交わすと すぐに坑内へと引き返していきました(8号機)。

どうやら 私達のために 機関車を外へ出してくれたみたいです。

選砿施設の方へ行くことも許されず 心残りでしたが、職員に見送られて 獅子山砿を後にしました。