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雲南錫業 松樹脚砿 Yunnan Tin / Songshujiao Mine 2017.6.6 |
レポート : 【 2017.6 】 |
昆明のガイドさん(周 晨曦 氏)とともに、昆明から 国鉄の硬座に 4時間近く座り続け、 最寄の蒙自駅に 到着しました。 その後 駅前で 軽く 腹ごしらえ を済ませてから、タクシーで 現地へと向かいました。 なお 2009年に 本砿を撮影された 寺本 孝弘 様 から 貴重な情報を 教えて頂くことができ、訪問に際して 力強い 後押し となりました。 この場を借りまして、厚くお礼申し上げます。 |
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駅前から 15 km余り 離れた ところに、1360坑口(標高 1360m地点)がありました。 砿石列車の出入りに使用されているのが 写真の坑口で、周囲の壁に 飾られたレリーフ装飾 や 「雲錫1360平台」 というプレートが 目を引きます。 |
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坑口へ向かう空車列車が 目の前を通過して行きます。 3色に塗り分けられた 電気機関車のサイドには、「湘谭電機 窄軌砿工電機車」 と書かれた銘版が 付いています(BC-10号機)。 なお 後ろに見える白い建物は、こちらの管理棟のようです。 |
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坑口の前に広がるヤードでは、他にも 空車列車が停車していました(BC-14号機 他)。 この坑口が、砿石輸送に 盛んに利用されていることが伺われます。 |
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ここ 1360坑口には、ヤードに面した坑口とは別に、道路に面して設けられた 別の坑口があります。 こちらの 「雲錫1360基礎平台」 は、線路の敷設されていない 自動車専用の坑口です。 職員輸送や資材搬入については、この坑口が使われており、関係車両が出入りしています。 これらの車両が通過する際は 一般の道路交通が 遮断されますが、それだけに 警備も厳重で、撮影することは 叶いませんでした。 |
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1360坑口の前面に続く 構内施設はとても広く、様々な施設があります。 ズリを降ろしている列車の姿も 垣間見ることができました(ヤードの中へは入れず 外の職員駐車場から 撮影)。 |
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また その近くには、1360坑口 へと向かう 別の空車列車の姿も 見ることができました(BC-10号機)。
一方、砿石列車については、この線路を 反対方向へ進み、トンネルを隔てた先にある 大屯選砿廠に向かいます。 我々も、タクシーで 大屯方面へ 行ってみることにします。 |
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タクシーは 峠道を迂回するので、大屯選砿廠をはるか遠くに 見おろしながら 進みます。 トンネル出口 から 大屯選砿廠に至る 区間では、高架新線の建設工事が 行われている 最中でした。 写真の奥が大屯選砿廠、手前側が 工事中の高架新線、そして その間に見えている築堤が 現在の軌道です。 |
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峠道をくだって行くと、軌道を オーバークロスする地点があり 砿石列車を撮ることができました (BC-09号機)。 なお この写真以降の4枚は、新線への切替えに伴って 廃線になる区間 で撮ったものです。 |
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峠道から見えていた 築堤の近くで 砿石列車を 撮りました (BCs45号機)。 こちらは グレー一色の タイプの異なる機関車でした。 次は 線路の向かい側に迂回して、砂利山の上に登ってみることにします。 |
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畑の中を 砿石列車が 通り抜けて行きました(BC-20号機)。 それにしても、林立する架線柱には 閉口です。 |
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砂利山からは、空車列車も 見渡すことができました(BC-32号機)。 松樹脚砿では、砿石列車を 3本 続けて走らせた後に、空車列車を 3本 ・・ という順序で 運行しているようです。 この後 大屯選砿廠にも 出向いてみましたが、施設の中には入らせてもらえませんでした。 そこで 次は、山の上の方にある という 「六区」 を目指します。 |
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ここ「六区」 は 標高 1720 m 地点にある 炭砿施設です(先ほどの1360坑口よりだいぶ高いところにありますね)。 こちらの坑口では 職員輸送や資材搬入が行われています。 ヤードには、小型の電気機関車が 人車を繋いだ状態で 停まっていました(341号機 ほか)。 |
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居合わせた職員から 「そろそろ 坑口から 列車が出てくる時間だよ」 と言われ、待ち受けます。 間もなく 姿を現したのは、452号機が牽引する人車列車でした。 一仕事を終えた職員達は、坑口近くで下車すると 三々五々 立ち去って行きました。 |
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上の写真の続きです。 職員を降ろした 人車列車は、更に少し先まで ヤードを進んだところで 停車しました(452号機)。 この日の運転は、これで 終了だそうです。 私達も、蒙自の街へ 引き揚げることにしました。 |