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雲南錫業　拉達沖砿
Yunnan Tin / Ladachong Mine
2017.6.7
レポート :  【 2017.6 】
         
   
箇旧市の山中には 雲南錫業の多くの錫砿山（松樹脚砿、拉達沖砿、羊坝底砿、馬鹿塘砿など）があり、2日間かけて 訪問してみることにしました。

これらのうち 拉達沖砿は、西南の最も奥にあるため、箇旧の街中で宿泊した後に訪れました。

現地では、昆明のガイドさん（周 晨曦 氏）にお世話になりました。
 		    
 
  朝のうち 馬鹿塘砿に立ち寄ってから、更に4kmほど奥にある 拉達沖砿へとタクシーを走らせました。

11時頃、道路の左下に 拉達沖砿の広々としたヤードが 見えてきました。

空車を曳いて動いている電気機関車の姿もありました。


 
     
  ヤードを目指して脇道を降りて行くと、途中で 泥に埋まった踏切を横断しました。

南側の坑口へと続くこの軌道は、バイクのタイヤ跡はあるものの、今では 使われていない様子です。
     
  草に覆われた廃線跡？を辿って南に歩いていくと、ズリの降し場が見えてきました。

この降し場や ここから先 坑口までの間は 今でも使われているようです。
     
  側線には 電機機関車や人車が並んでいました。

次は、一旦 踏切に戻ってから 構内ヤードへと向かいます。
     
  衛星写真には、ヤードの北側に デルタ線が写っていましたので、まず そちらへ向かいました。

デルタ線の左手には 坑口があり、"一号硐" という名称が 記されています。



 
     
  間もなく その 一号硐 坑口 から 電機機関車の曳く ズリ捨て列車が 顔を出しました（19号機）。

デルタ線を南に折れて、ズリの降し場に向かうようです。
 
     
 
しばらくすると、デルタ線の中心にある 信号所から、職員が出てきました。

ポイント操作を室内で済ませたのか、一号硐 坑口から 出てきた砿石列車の通過を、ただ見守っているだけでした（2号機）。

 
     
  砿石列車は 信号所の前で 減速することなく、そのまま 東側のトンネルへ入って行きます（2号機）。

この先は、馬鹿塘砿や選砿施設に つながっている模様です。


 
     
  トロッコが並ぶ 構内ヤードの様子です（北側からの撮影）。

このあとは、南に走り去った ズリ捨て列車を追いかけるつもりでしたが、ここで 巡回中の保安職員に見咎められ 退去を命じられてしまいました。

心残りな 約1時間の訪問でした。