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河北鋼鉄 承徳黒山鉄砿
Hebei Iron & Steel / Chengde Heishan Iron Mine
2017.5.8
レポート :  【 2017.5 】
         
   
承徳黒山鉄砿の電化軌道については 数年前から気になっていたものの、旅行社を通じて 問い合わせてみても 立入禁止 とか 撮影禁止 という返事が届くため、訪問は 先送りしていました。

しかし Google の衛星写真を見る限りでは、沿線で撮影する程度なら 問題ないのでは?と判断し、門前払いも 覚悟のうえで 訪れてみることにしました。

なお 現地への案内は、北京在住の王雪松氏に お願いし、承徳の街に前泊した後 タクシーで現地へ向かいました。
 
   
 
  朝 8時半頃に 坑口近くの 陸橋の下で タクシーを降りました。

ヤード訪問は後まわしにして、まず沿線を歩いてみることにしました。

しばらく進むと、凸型の電気機関車を先頭にした 砿石列車が 下ってきました(2号機)。

選砿施設方面に向かって 下り片勾配のため、砿石列車は 殆ど 集電する必要がなさそうです。

機関車の車体にも 職員が乗っていましたが、立入りや撮影について 指摘されることはありませんでした。
     
  続いて 空車列車が通過して行きました(6号機)。

どうやら 列車は 結構 頻繁に運行されているようです。
     
  2 km ほど歩いて行くと、切り通し区間がありました。

この辺りは 急な下り勾配で、砿石列車は 集電装置を降ろしたまま 勢いよく 駆けくだって行きます(2号機)。
     
  その先には トンネル(545隧道)がありました。

出口まで真っすぐ見渡せる 直線の複線トンネルで、天井には 裸電球が並んでいます。

急ぎ足で 通り抜けることにしました。
     
  545隧道を抜けたところで、砿石列車の通過を待ち受けました(6号機)。
     
 
トンネル出口を見おろせる丘があり、登ってみました。

次にやって来たのは、8号機の牽引する砿石列車でした。

なお 線路の向かい側には ズリ捨て場がありますが、トラックで運び込んでいました。
 
     
  丘の上からは、折り返しの 空車列車も 撮ることができました(8号機)。
     
  続いて、線路の向かい側に 積み上げられた ズリの上に 登ってみました。

6号機の牽引する 空車列車が 通過して行きました。
 
     
  この地点からは、選砿施設を見おろすことができます。

砿石列車は 左に 選砿施設を見下ろしながら、砂埃を上げて 終点に向かいます(1号機)。
     
  終点の積降施設へやってきました。

グランビー砿車が使われているため、設備は 至って 簡単です。

時折、下に落とせないほど 大きな砿石があるのでしょうか? すぐ脇に 削岩機が待機していたのは、ご愛嬌 です。


 
     
  最後に、坑口(580平硐口)の脇にあるヤードを訪れました。

但し、タクシー運転手の話でも 部外者の立入りは 無理だそうで、代わって 構内を一望できる丘へ 案内してもらいました。

人車や 坑内に搬入する資材、そして 坑内用の電気機関車などが 停まっている様子が 見てとれました。