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金城造紙
Jincheng Paper
遼寧省 錦州市 凌海市
レポート:【 2010.9 】  【 2014.5 】  【 2017.10-準備中 】
     
   
     
  金城造紙は、旧満州国時代の1934年に設立された錦州パルプの事業を継承し、発展してきた製紙会社です。

同社は、製紙原料として、周辺海岸の湿地に繁茂している葦を利用しており、その輸送手段として、軌道(軌間762mm)が敷設されました。

2010年に 訪問した際に聞いた話では、点在する葦の集貨場 とを結ぶ軌道は、支線を含めると80km以上の長さがあり、貨車はディーゼル機関車(9t機 8両、11t機 15両)によって牽引されているということでした。

その後、東郭までの区間が廃線になり、その先の区間は 新しく設立された 遼寧振興生態造紙 によって運行されるようになりました。

一方、金城造紙では、葦の輸送をトラック便に移行しましたが、工場脇の集積場からの搬入作業には、その後も 軌道を利用していました。


 注1)2015年後半に 経営が破綻し  操業を停止した模様です。

 注2)2017年の夏から 「金日紙業」という新体制のもと 操業を再開し 列車による搬入作業も 行われるようになりました。



・参考資料: DVD 「Narrow Gauge Sand,Salt,Reed & Coal Railways」(John Raby)

・所 在 地 : 41.183199, 121.396660(工場)
 
 
 
*お断り:構内の線路配置の情報については 正確ではありません