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北京水泥廠
Beijing Cement Plant
2016.10.14
レポート : 【 2016.10 】
         
   
2016年の鉄道記念日の朝は、中国の北京市内で迎えました。

北京の郊外には、ナローゲージの軌道を持つ 炭砿や砿山が いくつかありましたが、首都のPM2.5 対策から 閉山が相次いでいるらしく、この石灰石砿山 も 「果たして今なお操業しているのかな?」 と 心配でした。

更に この軌道は、途中に長いトンネルがあるため 屋外での運行区間が短かく、また 山を隔てた奥にある 石灰石砿山 へのアクセスが悪いことから 訪問に は 二の足を踏んでいましたが、今でも 操業している との報せを受けたため 「手遅れになる前に・・」と 訪問することにしました。

なお、今回は 北京市のガイド 馮さんに案内をお願いしました。
 
   

 
  北京市内から、車で現地入りし、まず 工場構内にある トンネルの南側出口を訪れてみました。

こちらのトンネルの出口は 複線状になっていますが、Googleの衛星写真を見ると 工場構内に エンドレスのループ線が設けられていて、別の場所にある トンネル入口へ 繋がっているようです。
     
  同じく 構内にある 車庫の様子です。

集電装置の外された数台の電気機関車と グランビー砿車が見えます。

更に近づこうとしたところで 保安担当職員に見つかって、施設の外へ 追い出されてしまいました。

このため、砿石列車が トンネルを出てくるシーンなどは 撮り損なってしまいました。

やむなく 街におりて 早めの昼食を済ませた後は、気を取り直して 北側の石灰石砿山へと向かいます。
     
  車で 工場から砿山に向かうためには、大きく迂回しなければならず 時間がかかりました。

砿山の近くまで来たところ、坑口を出てきた砿石列車に 出くわしました(4号機)。

改めて 近くで見ると、自動連結器 周辺の機器が重厚で、小振りながら とても 貫禄のある機関車です。(4号機)。
     
  砿石列車の通過直後に、今度は 空車列車が接近してきました。

上の写真と 同じ場所で 撮りました(3号機)。
     
  こちらが 石灰石砿山(鳳山砿)の入口です。

Googleの衛星写真を見ると、この中に入っても 地上には線路が無さそうなので、ここから Uターンします。
     
  砿山の少し南で 軌道と道路(天橋路)をオーバークロスしている箇所があり、帰りに立ち寄ってみることにしました。

道路の脇から 橋の上へ登ってみると、空車列車が停まっていました(右側:3号機)。

ここから奥は、坑内配線の関係からか 1列車しか 進入できないらしく、砿石列車の通過を待って 発車していきました(左側:2号機)。

 
     
  橋の少し南側で、砿石列車を待ってみました(3号機)。

ただでさえ狭い 機関車の運転室に、職員が 2人乗りしていました(1人はお尻が はみ出ています)。



 
     
  馬の親子が のんびり草を食んでいる横を 空車列車が通り過ぎて行きました(2号機)。