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紹興漓渚鉄砿
  Shaoxing Lizhu Iron Mine
2016.7.22
レポート :  【 2013.3 】 2013.9 】  2014.7.前編】  【 2014.7.後編 】 【 2016.7 】 
         
   
江西省の炭砿を回った帰りに、2年振りに 紹興の 漓渚鉄砿を 訪れてみました。

こちらの軌道では、平日の11時頃から15時頃にかけて、3編成の列車を用いて砿石輸送が 行なわれていますが、前回(2014年)訪問した際には、そのうちの2編成には 新たに投入された 20t クラス の電気機関車が牽引するようになっていました。

果たして 今回はどのような 顔ぶれになっているのか 気になるところです。

杭州東駅から 紹興北駅まで 高速鉄道を利用し、紹興市街地まではタクシーを利用しました。 
  
   

 
 
  紹興市街から、路線バス(23路)に揺られて 東西砿の積替施設にやってきたのは、お昼近くのことでした。

待つ迄もなく 01号機の牽引する空車列車が 到着し、機回しを済ませると ホッパーへ 貨車を押し込み始めました。

粉塵対策でしょうか、ホースで 貨車に注水する作業員の姿がありました。
     
  砿石を積み終えると、12時8分頃に 発車して行きました(01号機)。
     
  その後 30分程で、先ほどの 01号機は 空車列車を従えて 東西砿の近くまで 戻って来ました。

しかし 先行列車が 積込作業中のため、手前で一旦 停車です。

写真は、砿石列車の通過を待って、空車列車が 動き出したところです(左 01号機、右 03号機)。

 
     
  今回は、天気も良かったので 東西砿 から 工場の近くまで 線路に沿って 歩いてみることにしました。

東西砿から 約1km程歩いたところで、再び 01号機の牽く 空車列車がやってきました(前後に他の列車も通過しましたが 省略しています)。

13時15分頃のことでした。
     
  13時20分には、03号機 の牽く 鉱石列車が通過していきました。
     
  13時30分、炎天下のうだるような暑さのなか、次の砿石列車が近づいてきました(01号機)。

この辺り、以前は 右手の林の奥には 果樹園が広がっていたのですが、根こそぎ取り除かれてしまって 更地になっていました。

間もなく 工場かビルの造成工事が 始まるようです。
     
  13時40分頃、紹興酒工場の前まで 歩いて来たところで、空車列車がやって来ました(03号機)。
     
  紹興酒工場の守衛さんにお願いして、門の内側に 入れてもらいました。

10分ほど待つと、今度は 砿石列車が通過して行きました(02号機)。

この日 砿石輸送に使用されていたのは 01号機、02号機、03号機 の 新しい3台の機関車でした。

世代交代が 確実に進んでいるようです。
     
  工場の近くにになると、軌道は 道路の傍を 離れ、周りには 職員住宅が建ち並ぶようになります。

空車列車が通過して行きました(02号機)。
     
  更に待っていると、砿石列車が 走り抜けていきました(01号機)。
     
  この日の砿石輸送は、午後3時には 終了してしまいました。

酷暑の中を 歩き通し 疲れ果てたため、サッサと 引き揚げようか と考えましたが、 顔を見せなかった 旧型機関車のことも 気になります。

そこで、車庫の近くまで 出向いてみたところ、保線工事列車と思しき編成が 側線に停まっていて、その前後には 旧型機関車の姿を 見ることができました。

とりあえずは 健在とわかり、ホッとしました。