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花鼓山煤業
Huagushan Coal Mining

2016.7.16
レポート :  【 2016.7 】
         
   
江西新余砿業 傘下の炭砿の軌道 数ケ所を回る目的で、杭州から高速鉄道を使って 新余北駅 に降り立ちました。

花鼓山煤業では、2箇所の坑口 と 積替施設の間を 軌道で結んでいますが、 途中に長いトンネルがあるため Googleの衛星写真からは 識別できず、危うく 奥にある 山南砿 を見逃すところでした(タクシー運転手のおかげで訪問できました)。 

なお、案内は 杭州の旅行社(柳 曙光 氏)に お願いしました。 
 
   

 
  タクシーを使って 最初に 訪れたのが、トンネルを隔てた先にある 山南砿です。

予め 調べていた情報では わからなかったのですが、現地事情に詳しい タクシー運転手のおかげで助かりました。

構内には ループ線があり、ホッパーの下に 空のトロッコが停まるたびに、1両分づつ 石炭が積み込まれていきます(6号機)。
 
     
  積替施設へと 向かう石炭列車は、山南砿を出ると 約 2 km の長いトンネルに入ります。

トンネル内には 単線区間があって 離合できないらしく、空車列車が姿を現すのを待って 中へと進入して行きました(左 6号機、右 2号機)。

このあと、我々は 県道を迂回して トンネルの反対側へ向かいます。
     
  こちらが、「山南隧道」と呼ばれる トンネルの西側出口 です。

こちらでも 空車列車が停車し、石炭列車の通過を待っていました(2号機)。

 
     
  上の写真の続きです(2号機)。

ここから先は、 積替施設まで 複線になっています。
     
  トンネルを出て 少し先へ進むと 踏切がありました。

トラックの通行が多いためか、上には 架線がありません。

列車が通過する時は、踏切手前で下車した運転手が 竿を使って集電し 機関車を走らせます(6号機)。
     
  山南砿からの石炭列車が、東風砿の近くまでやってきました(2号機)。

側線などの分岐点では、運転手が降りて 自ら ポイント操作を行ないます。
 
     
  上の写真の続きです。

東風砿の裏手から ズリ捨て場に向かう線路が、ここで 交差しています(2号機)。
     
  石炭列車が通過するのを待っていたかのように、ズリ捨て場の方から 小型の電気機関車が 姿を現しました(3号機)。

この機関車も、竿を使って集電しています。
     
  後を追いかけて、東風砿を訪れてみました。

ヤードの片隅に 先程の機関車が停まっていました(3号機)。

通常の集電装置は 撤去済で、専ら 竿を利用しながら走るよう 改造されています。

もう一回 走るシーンを ぜひ見てみたい と思ったのですが、この日の運転は 終了してしまったそうです。
     
  東風砿には、他の電気機関車も 停まっていました(左から 10号機、4号機)。

10号機の方は、間もなく石炭列車を牽いて 積替施設の方へ行くようです。
 
     
  東風砿から、石炭を積んだ列車が出てきました。

先ほど、ヤードで見かけた 10号機 が牽引しています。

ここで、山南砿からの線路に 合流します。
     
  前の晩に雨が降ったためか、線路は 至る所で冠水しています。

空車列車がやってきましたが、徐行運転です(6号機)。
 
     
  同じ場所ですが、北側にある ズリ山から 狙ってみました。

空車列車が、踏切を通過して 東風砿の構内に進入して行きます(10号機)。 

ここも ダンプカーの通過に備えて、架線が撤去されていますが、運転手は 竿を使うことなく 器用に通過して行きました。
     
  今度は、踏切の南側から撮ってみました。

山南砿に向かう 空車列車が通過するところです(6号機)。
     
  終点の積替施設に やってきました。

ここは 線路が ループ状になっていて、東風砿から石炭列車を牽引してきた 10号機 が、停車しています。

この後、トロッコをチップラーへ押し込む作業に入るわけですが、先に到着した 山南砿からの石炭列車の作業が終わるのを 待っているようです。
 
     
  最後に チップラー小屋を覗いてみました。

チップラーは、崖側(右側)の線路に 設置されています。

左側の線路には、使われていない 電気機関車が 数両 留置されていました(1号機 他)。