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街洞砿業 茶塘煤砿
Jiedong Mining / Chatang Coal Mine
2016.3.20
レポート :  【 2016.3 】
         
   
郴州市内にある 馬田砿業を訪問した帰り道に、Google Map を見て気になっていた 近くの炭砿に 少し立ち寄ってみることにしました。

ネット上では情報が掴めず、茶塘煤砿という名称や、電気機関車を使用していることも 訪れて 初めてわかった次第です。

今回は 友人の NYさんと2人での旅行で、杭州の 柳 曙光さんに案内してもらっています。
 
   

 
 
  13時半頃に炭砿へ到着し、中に入っていくと 電化軌道が見えました。

通りがかった関係者に 写真を撮っても構わないかと聞くと 「坑口付近や積出施設は危険なので、この付近で 撮るように」 と言ってくれました。

坑口と積出施設のちょうど中間にあたる場所でしたが、しばらく待っていると、空トロッコを20両くらい繋いだ列車が 推進運転でやってきました(7T-03号機)。

石炭を積出施設で降ろした帰りのようです。
     
  それから 5分位すると、先ほどの機関車が 同じ線路を 単機で戻ってきました(7T-03号機)。

車体番号の "7T" というのは、7t クラス であることを示していると思われます。

 
     
  その機関車ですが、私達の前を通り過ぎたところで停まってしまいます(7T-03号機)。

何が始まるのかと思えば、線路脇で待っていた職員が 駆け寄ってきて、隣の線路に停まっていたトロッコのワイヤーを機関車へ繋ぎました。



 
     
  作業が終わると、機関車は これらのトロッコを曳いて 坑口方面へ ゆっくりと動き始めました(7T-03号機)。

まさか 隣の線路のトロッコを そのまま 引っ張っていくとは 予想しませんでした。
     
  その奇妙な編成が まだ遠くに見えている時、後続の空車列車が 近づいてきました(3T-1機)。

同じく推進運転ですが、機関車は小ぶりで 集電装置が 時折スパークしています。


 
     
  前方の線路が 2本とも塞がっているため、後続列車は 一旦 停止しました(3T-1機)。

車体番号の "3T" は、3t クラス であることを指しているものと 思われます。
     
  10分ほどすると、前方の列車が見えなくなりました。

この写真は、待っていた後続列車が 走り出したところです(3T-1号機)。
     
  2本の列車を見送ってしまうと、辺りは急に静かになりました。

この写真は、積出施設方向を捉えたものです。

職員の話では、左側がズリ捨て場で、右手奥に進んでいくと 積出施設があるそうです。

かつては 出荷した石炭を 五里牌というところまで 軽便鉄道で運んでいたそうですが、詳細は確認できませんでした。

雨が再び強く降り始め、わずか20分ほどの滞在で 撤収しました。