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馬田砿業 Matian Mining 2015.8.14 |
レポート : 【 2015.8 】 【 2016.3前編 】 【 2016.3後編 】 【 2016.11ー準備中 】 【 2018.9.前編 】 【 2018.9.後編 】 |
前日、興源砿業伍家沖煤砿を訪れた後、夕方から 白タクを雇い 馬田鎮の街に やってきて 宿泊しました。 この鉄道については、運行状況など 詳細が 全く把握できていなかったため、翌朝は、まず 終点の新星砿を訪ねてみることとし、馬田鎮のバスターミナルから ミニバスに 乗り込みました。 ガイドは、前日同様 柳曙光さんに お願いしました。 |
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ミニバスの運転手には、「終点の新星砿ではなくて、少し手前の ”線路のそば” で 降ろして欲しい」 と お願いして 乗車しました。 時折 右や左に 軌道をのぞみつつ 揺られること 30分余り、降ろされた場所には、なぜか 線路が見当たりません。 それでも、運転手が 指差す 道路脇の山道を辿っていくと、やがて 機関車のエンジン音が聞こえてきました。 息せき切って 駆け上がってみると、目の前には 石炭を積み終えた列車が 停まっていました(012号機)。 朝9時頃のことでした。 |
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山道を登った 地点が、新星砿の機回し線 でした。 ディーゼル機関車は、石家庄動力機械廠 製の012号機 です(銘版の製造年月は 文字がつぶれていて わかりませんが、1990年前後ではないか と 思われます)。 このような セミセンターキャブタイプの 機関車を 見たのは 初めてです。 まもなく 石炭列車は 発車して行きました。 |
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列車が走り去って すっかり 静かになった機回し線を奥に進むと、 石炭の積込施設が ありました。 鉄道は ここが終点です。 新星砿(左手下方に位置します)で 採掘された石炭は、ベルトコンベア によって ここまで 運び上げられると、ホッパーに収納 されます。 なお、石炭列車は、ここから国鉄線積替施設までの区間と、高泉塘砿から国鉄線積替施設までの区間とで、それぞれ 数往復/日 づつ 運行されていることがわかりました。 次は、新星砿から 500m ほど 戻ったところにある 高泉塘駅(分岐点)を目指し、線路を 歩きます。 |
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短いトンネルを抜けると、高泉塘駅のプラットホームが 見えてきました。 屋根付きのプラットホームに加え、写真のような駅舎もあり、駅員(女性)が 常駐する 本格的な 施設 でした。 こちらでは、この日の運行情報を 教えてもらうことができました。 |
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空車列車がやってくるまで 暫らく時間があったので、その間に 高泉塘砿に 行ってみることにしました。 写真左の黒い建物は、同砿の積込施設で、中央に見えている線路は 機回し線です。 先ほどの高泉塘駅は、写真左手奥方向に なります。 |
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高泉塘駅 に戻り、空車列車の到着を待ち構えました。 11時になると、先ほどの 012号機 が空車列車を牽いて 戻ってきました。 髙泉塘駅 手前の 分岐を、左手方向に進入し始めました。 再び 新星砿に向かうようです。 |
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15分後、今度は 高泉塘砿に向かう空車列車がやってきました(015号機)。 高泉塘駅手前の分岐を、右手方向に 進入していきます。 |
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上の写真の続きです(15号機)。 15号機には、012号機にはなかった 「太行」 の文字が付いています。 その後、高泉塘砿の前で 白タクをチャーターし、積替施設に戻っていく 石炭列車を 追いかけてもらうことに なりました。 |
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まず最初は、053県道の踏切で 石炭列車の通過を 待ち受けます。 ここの踏切には、職員が詰めていました。 やってきたのは、新星砿からの石炭を運んできた列車でした(012号機)。 |
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この石炭列車を追いかけて、まず 地元運転手が ”お立ち台” だ という地点で 撮影することに します。 峠越えのためでしょうか、運転手は 「機関車の煙が良く出る場所なんだ」 と 言っていましたが、何だか 足元の雑草が 邪魔でした(012号機)。 |
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再び 石炭列車を追い抜いてから、高速道路との立体交差地点で 待ち受けました(012号機)。 | ||
高泉塘砿 からの 石炭列車も、くだってきました。 いずれの列車も、貨車の最後部には、運転スタッフの1人が 安全確認のために 乗っていました。 このあと、我々も 国鉄線への 積替施設へと向かいました。 |
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終点の積替施設に行ってみると、高泉塘砿からの石炭列車も 既に到着済で、石炭を降ろしているところでした(015号機)。 ダンパ付の貨車なので、作業は 至ってスムーズに行われていました。 一方、手前に くつろいでいるのは、ここまで 列車を牽いてきた機関車の 運転スタッフ達です(彼らから、この先は危ないので行ってはいけない と 言われました)。 |
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石炭を降ろし終え、発車準備の終わった列車に、近所の住民たちが集まってきました(015号機)。 貨車の隅に 残っている 石炭を もらえるそうです(貨車の上に立って 見ているのは運転スタッフです)。 |
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積替施設の近くには、引込線に続き 車庫がありました。 扉の隙間から 中を覗いて見ると、同系と思われる ディーゼル機関車が 複数両 収容されていました。 ボディーの細かいデザインは、車体によって 少しづつ 異なるようです。 |
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積替施設の近くに 待機してもらっていた 白タクとは、旧 愛和山砿の近くまで 戻ってもらって 別れました。 このあたりでは、列車が 街中(道路脇)を走るシーンを撮ることができます。 まず、午後2時半に、新星砿から 石炭列車がくだってきました(012号機)。 |
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15分後、今度は 高泉塘砿からの 石炭列車も くだってきました(015号機)。 | ||
午後3時、012号機が 早くも 新星砿に向かう 空車列車として あがってきました。 撮影は ここまでで 終了とし、この場所から 路線バスに乗って 馬田のバスターミナルに 向かいました(馬田からは 郴州行きのバスに乗車)。 |