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中梁山煤電気 Zhongliangshan Coal & Electric Power 2014.7.26 |
レポート : 【 2014.7 】 |
この炭砿軌道のことを知ったのは、中国の交通事故に関する ある ネット記事 がきっかけでした。 記事では 標準軌に寄り添うように敷設された電化軌道が 「窄軌」 として 紹介されていましたが、写真を見る限りでは軌間は 結構広そうに見えました。 中国では 1,435mm 未満であれば 「窄軌」 と呼ばれているので、900mm なのかどうか(あるいは 1,000mm とか 1,067mm なのか)、気になるところでした。 幸いにも、現地は重慶市中心部から近いところにあり、モノレールの両路口駅前を起点に 中梁山行きの路線バスが頻発していることがわかりましたので、2014年3月の日曜日に、運休覚悟で 出かけてみましたところ、軌間 900mm の電化軌道であることや、日曜日以外は操業していることが確認できました。 そこで、今回、改めて 土曜日に 訪れることにした次第です。 なお、ガイドは、前回同様、重慶の蔡さんにお願いしました。 |
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まず最初は 北砿を訪れることにして、最寄りの バス停である 半山環道口 で下車しました。 北砿のヤードには、坑外用の電気機関車だけでなく 坑内用のバッテリー機関車の姿も見えました。 居合わせた職員に尋ねたところ、坑外の石炭列車が走るのは、10時頃からだ ということがわかりました。 |
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しばらく待っていると、バッテリー機関車が 左奥にある坑口に入って行き、やがて 人車を牽いて 外に出てきました(10号機)。 右手には、これから 入砿する砿夫達が集まってきて、乗車の指示を待っています。 |
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近くには、資材置き場がありました。 北砿の周りには、炭砿アパートなどが 建っているので、家族連れの姿も見られます。 |
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北砿の車庫を、のぞいてみました。 坑外用の電気機関車(1号機、2号機、5号機)の点検中でした。 暑いので、職員達は上半身 裸です。 |
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点検中の電気機関車を、反対側から撮りました。 1-3号機に比べると、5号機の方は 運転席の天井が低く、窮屈そうです。 |
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南砿に向かう坑外軌道は、車庫の少し先あたりから、標準軌の国鉄線 に寄り添うように 敷設されています。 1往復目の石炭列車が、並走区間にやってきました(3号機)。 |
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近づいてきた 列車を、手前で 撮りました(3号機)。 | ||
この地点からは、北砿のズリ捨てのインクラインを眺めることができました(右下から左上に登っていく線路が見えます)。 | ||
2往復目の石炭列車は、更に南に歩いたところで 撮りました(3号機)。 機関車に同乗する安全監視役の職員は、竹製のヘルメットを着用しています。 |
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戻りの空車列車は、更に先の丘に登って撮りました(3号機)。 | ||
猛暑のなかを 南砿入口まで歩き通したため、喉が渇いたうえに 疲れ果ててしまいました。 売店で冷たいミネラルウォーターを買って、一服していると 3往復目の石炭列車がやってきました(3号機)。 |
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線路の奥にみえる 石段を上がったところに、売店 や 南砿の入口(門)が あります。 このあと、南砿の構内に入れてもらいます。 |
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門を入ってしばらく進むと、ヤードと南砿の坑口がありました。 様々な貨車や積載貨物が並んでいて、面白そうですね。 |
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コンクリート製の立派な建物の中には、2連のチップラーがありました。 両砿から搬送された石炭は、ここで降ろされるのでしょう。 なお、南砿の職員から 「今日の坑外の石炭列車は 先程の3往復で終了」 と、聞かされました。 このため、少し早目でしたが 引き揚げることとし、15時過ぎに、南砿入口に待機していたミニタクシーに乗り込みました(中梁山バス停で路線バスに乗り継ぎ)。 |