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遼寧南票煤電 三家子砿
Nanpiao Coal & Electricity Power / Sanjiazi Mine
2010.9.23
レポート :  【 2010.9 】  【 2013.8 】 【 2013.9 】 【 2014.11 】
         
   
南票砿務局の標準軌専用線には 2000年代まで蒸気機関車(上游型)の曳く旅客列車や石炭列車が残っていたことから、訪れた鉄道ファンも多く、西線の終点に位置する 三家子砿の情報も ネット上で知ることができました。

中国の炭砿を訪問するのは 今回が初めてでしたが、錦州のガイドさん(毕成 氏)にお願いして 前日の金城造紙 に続き 彼の車で案内してもらうことになりました。
 
   

 
 
  9時過ぎに到着し 車庫や事務棟の並ぶ構内へと入ってみました。

構内の西側には フェンスとゲートで仕切られた一画があり、材木置場があるようです。

中で 黒い電気機関車が 動いているのが見えました(5号機)。
     
  編成を仕立て終えたのか、坑木列車を曳いた 機関車が 間もなく構内に 姿を現しました(5号機)。
     
  上の写真の続きです(5号機)。

このまま前進して 施設の外に出てくれれば、道路脇に敷設された併用軌道を走ることになります。

その情景が思い浮かび、期待して見守りました。

 
     
  しかし、坑木列車が 施設の外へ出ることは ありませんでした。

少し先で停止すると、今度は 推進運転で 南の方に進み始めたのです(5号機)。
     
  そのまま、奥にある 切通し区間に入って行ってしまいました(5号機)。
     
  列車の走り去った後を追っていくと、左手には斜坑の坑口がありました。

ちょうど 仕事の交替時刻らしく、砿夫達が次々と外へ出てくるところでした。

責任者と思われる職員から 「間もなく人車が上がって来るので 危ないから引き返すように」 と言われてしまいました。

坑木列車の行先も気になりましたが、仕方なく 退散することにします。




 
     
  切通し区間の手前で待っていると、オレンジ色のバッテリー機関車が こちら側へ出てきました(2号機)。
     
  バッテリー機関車は、材木置場の中へ入って行きました(2号機)。

そして 片隅に並んでいた 土砂積みのトロッコとの連結が終わると、運転士は 機関車から 離れてしまいました。

この後は 昼過ぎまで走らない とのことなので、諦めて 先を急ぐことにしました。
     
  上の写真で 背後に見えていたのは、道路向かいに位置する 別の炭砿の積出施設(手前)とズリ捨て場(後方)でした。

機関車を使わずに 石炭を搬出している炭砿なので、今回の訪問は見合わせました。
     
  こちらは、道路脇に敷設された 三家子砿の併用軌道です。

奥に見えるボタ山との間を結んでいます。

今回は この区間の走行シーンを見ることができず心残りですが、いつの日か 再訪したいと思いました。
 
     
  おまけです。

三家子砿から引き返す途中、専用線の西線上に 停車中の上游蒸機の姿を拝むことができました。

保線作業中のようでした。