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河南省建材廠
Xingyang Brickworks
2010.9.25
レポート : 【 2009.9 】   【 2010.4 】   【 2010.9 】   【 2011.1.前編ー準備中 】 【 2011.1.後編-準備中 】
         
   
訪中の都度 訪問している 河南省建材廠 ですが、 今回(3度目)は 前日から降り続く雨のおかげで、行く前から 粘土輸送列車の運休を 覚悟せざるを得ませんでした。

しかし 近くまで来たのだから 車庫内の機関車だけでも 見てから、他所に移動するつもりで 訪れることにしました。

前回も お世話になった 牛育軍さんの車に 鄭州駅前で拾ってもらい、建材廠へ到着したのは 朝 9時半位のことでした。
   
   

 
 
  ところが、構内を覗いてみると、2両の C2型蒸気機関車が 揃って煙を上げています(左側:07号機、右側:207号機)。

職員に尋ねると、この日の粘土輸送は 予想どおり 中止になったものの、前日からの大雨で路盤のが傷んでいないか確認するため、これから 試運転を行なうのだそうです。

どちらかの機関車が、間もなく 単機で走るようです。



 
     
  今日は てっきり 運休 と覚悟していただけに、嬉しい情報でした。

しばらくすると、後ろに停まっていた207号機が バック運転で動き始め、給水作業が始まりました。




 
     
  作業を終えた207号機は、 構内の外れまで進むと、側線へ入りました。

後になって、もう1両の機関車 07号機のために 進路を空けたのだ とわかりました。
 
     
  10時になると、今度は 07号機も バック運転で動き始めました。

207号機と異なり、途中で停止することなく構内を走り抜け、やがて 姿が見えなくなってしまいました。
     
  07号機の後を追って、線路脇を 辿ってみることにしました。

機関車が いつ戻ってくるのかわからないので、掘割区間の通行は 不安でした。




 
     
  索河大橋の手前まで行ったところで、機関車の汽笛が聞こえてきました。

小雨が降るなかで 待ち構えていると、10時45分に その姿を現しました(07号機)。
     
  上の写真の続きです。

207号機 のテンダを曳いているため 紛らわしいですが、機関車は 07号機 です。
     
  構内に戻ってみると、2両の機関車が 仲良く 並んで停まっていました(左側:07号機、右側:207号機)。

関係者からは「試運転の結果 路盤の傷みのないことが確認できたため、今日の運転はオシマイ」 と言われてしまいました。

このように わずか2時間ほどの滞在でしたが、運休覚悟のうえの訪問でしたので、印象に残るものとなりました。